体験授業型のAO入試 対策法
最近増えている体験授業型のAO入試。体験授業を受けるだけなので対策なんかないと思っていませんか?
実は対策方法はあります。是非実践してみてください。
体験授業型の合否判定は?
体験授業型のAO入試では授業を体験して、ディスカッションしたり、面接があったりプレゼンをしたりレポートを出したりします。この時の授業態度や面接・レポートの内容で合否判定され学科試験がない分、確実に合格するのはなかなかむずかしいのがこのタイプの試験です。
しかし、内申やテストの成績があまり関係ないとすると、結局は先生に気に入られるかどうか。そういう合否基準になるでしょう。
となると対策は先生に気に入られるよう事前に仕込んでおくことです。
先生に顔を覚えてもらう
AO入試の前にはオープンキャンパスなどがありそこでも個別相談や体験授業があったりします。まずそこに狙いを定めて本気度をアピールするため先生に顔を覚えてもらう作戦です。
オープンキャンパスの個別相談には必ず行きましょう。その際、事前に受験する学部の先生をHPでチェックしておきます。できれば教授がいいですが、そうでなくても若手の先生より中堅以上の先生にターゲットを絞りましょう。複数の先生に話かけることができればさらに良いです。とはいっても個別相談に何度も並ぶことはできないので、個別相談以外のうろうろしている先生を捕まえて質問してみましょう。(試験時に体験授業をする先生にうまく当たることが望ましいです。)
1回目の個別相談
その大学の学部でどんなことが学べるかくわしく聞きましょう。自分の夢や目標がその大学でかないそうかなど前向きな質問でできるだけ長く話しようにしましょう。またAO試験に向けてどんな勉強をしたらいいかも聞きましょう。できれば課題なんかを出してもらえれば最高です。
2回目の個別相談
1回目に課題をもらったらそれに取り組んだことを伝えに。できればレポートにまとめて読んでもらいましょう。そんなネタがない場合はAO入試ではどんな授業があるのかとか、どんな対策をしたら良いかなどを聞きましょう。とにかく先生に顔を覚えてもらう事がポイントです。この子は前にも見たなとか熱心だなと覚えられるようがんばりましょう。
服装
服装や髪型も重要です。なにせ先生に覚えてもらう事が目標ですから、ありきたりすぎず、奇抜すぎず適度に覚えてもらいやすいよう印象に残る服で行きましょう。
制服は無難でいいのですが印象に残りづらいです。Tシャツの生徒も多いので問題ありません。女子ならブラウススカート。男子は襟付きシャツぐらいがいいとは思うのですが、よっぽど変でなければあまり関係なさそうです。それよりも明るい色とか印象に残るような服がいいです。(難しいですが)
そして体験授業・AOすべて同じ服・同じ髪型で行きます。
先生の本を読む
大学のHPで調べると先生のうち何人かは本を出していたりすると思います。体験授業のテーマに沿った本で先生の本があればベストですが、なければ体験授業のテーマに沿った本を読んでおきましょう。
環境問題がテーマなら環境問題の本(新書など)を何冊か読んできっちり自分の考えをまとめておきましょう。
体験授業本番
授業を受けるにあたってうんうん頷きながら受ける。わからない時は首をかしげるなどしっかりリアクションします。
目をキラキラ輝かせて授業を楽しむ事がいちばんいいです。質問をしたりするとなお良いです。
グループワーク
しっかり自分の役割を果たしましょう。ディスカッションの進行役をしなくてもかまいません。受け身にならずに自分の意見を言う。
それ以上に人の意見をしっかり聞くことも大事です。自分の意見を押し通したり人の意見を聞かないのは最悪です。
またグループワーク中に先生の意見を求めるのも良いです。
プレゼン
プレゼンテーションは高校生にはかなり難しいと思います。与えられた時間は何も考えていなければ1分でもとてつもなく長いですし、言う事がいっぱいあると短くなってしまいます。
コツとしては
1.最初に結論。
2.その結論を出すにあたって考えた3つのポイント
3.ポイントの説明(ここで時間を調整)
4.締めの言葉
という構成にすると良いと思います。最初に結論を言うことで印象に残りますし3つのポイントと数を言うこともわかりやすくプレゼンするテクニックです。時間調整は難しいのですが、あと30秒とか教えてもらえるのなら締めの言葉を20秒程度で用意しておき、それまでは3つのポイントの説明で時間を調整すると配分がうまく行くでしょう。
あと、前も見て大きな声でゆっくりしゃべる事。身振り手振りも大切です。プレゼンだけは課題によって個別な対策が必要なのですがまわりもみんな下手だと思うのでしっかり練習できれば差をつける事ができます。
面接対策
良い本があります。[今から間に合う 推薦・AO入試面接 (学研模試セレクトシリーズ)]この本には質問がいろいろ書かれていますので、それの答えを全て考えておきましょう。
また高校時代の経験で先生が喰いつきそうなネタがあればスキがあれば放り込みましょう。(なにかで優勝したとか、アプリ作ったとか、かわった事に打ち込んだとか)
また最後に全然関係のない質問をされて臨機応変に対応できるか見られる事が流行っているそうですので覚悟だけはしておきましょう。